2021-09-09 山内マリコ『パリ行ったことないの』 読書日記 山内マリコ『パリ行ったことないの』集英社、2014 それでいて旦那との仲だけが、年月に比例してどんどん濃密に、深まっていくのだ。友達と疎遠になり仲がしぼんでいく一方で、旦那との究極的に馴れ合った、死ぬほど心地いいドメスティックな安らぎだけが膨張していく。 まわりはどんどん結婚して、仲良かった子とも疎遠になって、すごい孤独で。『すーちゃんの明日』とか読んで、本気で泣いたりしてたの。 結婚後の気持ち、独身の時の気持ち、どっちも「そうだよな〜!」と共感している。