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チェ・ジウン『ママにはならないことにしました 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ』

ママにはならないことにしました 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せチェ・ジウン、オ・ヨンア訳、晶文社2022

 

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結婚が出産と同義語とみなされ、子どものいない結婚生活は不完全なものと認識され、子どもを望んでいないというと血も涙もない自分勝手な女扱いされる韓国社会で、私と同じ選択をした女性たちはどんな人生を生きているのだろう。

 

帝王切開はどうしようもなくないか😂

 

地下鉄のマタニティ優先席には「逆差別だ」と怒り、自然分娩でなく帝王切開手術で子どもを産むと「母性が足りない」と非難し、母乳授乳ができなかったり、しない女性たちに罪悪感を抱かせたがる人たちというのは、もしかして女性に妊娠を懲罰として適用したいのだろうかと思ってしまうほどだ。

 

(. . . )正門にはすでに「堕胎合法化反対」の文字と胎児の超音波の拡大写真を貼ったプラカードをかかげた老年男女が場所をとっていた。皮肉なことに、もちろん今更目新しくもないが、現場で一番声を張り上げていたのは男性老人たちだった。

 

🤮🤮🤮🤮

 

私はカトリックですが、(. . . )宗教の問題以前に女性の性的自己決定権という面から、堕胎罪を廃止すべきだと思ってます。教会法では堕胎は罪とされていますが、社会法でも二重処罰されるのは理解できません。赦すことが宗教なのにダブルスタンダードじゃないですか?

 

母性愛や父性愛がこの世をより良い世界にしていこうという原動力になるのかどうかは、はなはだ疑問に思うこともある。たとえば、性犯罪者の中に「娘のように思って」という弁明を平気で口にする人たちがいるのを見てもわかるだろう。つまり、子どもを産んで育てたからといって、その人が成熟したとはまったく言い切れないのだ。

 

その時は相手も漠然と「結婚したら1人か2人はできるだろう」と思っていたみたいです。男の人ってちょっとそういうところありますよね。

ーーわかります、簡単に手に入れられるから。

 

「結婚は江華島条約ですよ。四方から攻め込まれて」

 

(義母が)「最近は人工授精なんて恥でもなんでもない」と言うのです。そこで、この人たちがどう考えているのかっていうのがよくわかりました(笑)。

ーー本当は「恥」だと思ってるわけですね。

 

女性が、自分が産んだ子ではなく動物を大切にし愛でる姿は、イソンが心配するように「欠乏」として解釈されたり、ヨンジの指摘にあるように「不適切なこだわり」として扱われる。

 

女友達との関係に、結婚と出産が重大な亀裂を起こすのは、この過程で女性がだんだんと自由を失うからなのだ。

 

実は、男性たちは子どもという存在を渇望しているからというよりも、自分の体一つ傷つけることなく姓まで引き継いでくれる子どもを簡単に手に入れられるから欲しがるというのに近いはずだ。

 

なんか、女性が死ぬ思いして子ども産むんだから女性の苗字を継ぐべきじゃん?と思ってきた。

 

「じゃあ子どもはいつ頃とお考えですか?」と言われたので、「子どもは考えてません」と言いました。面接官たちは「いくらなんでも義両親が何かおっしゃるでしょう?」と。

 

そんなこと言う面接官いるのか…

 

それに韓国の人が好きな「ハーフの子」じゃないですか(笑)。

 

韓国も日本と似たようなハーフ信仰あるのね。

 

・韓国は OECD 国家の中で性別賃金格差が 34.5% で 1 位。

・韓国のコンドーム使用率は OECD 国家の中で最も低い 11.5%(2015年基準)。